いつも通り、いつも通り・・・・。 ・・・・あ〜ダメだ!やっぱり顔見らんない。 昨日はまだなぁ・・・平気だったのに。 一晩経っちゃったら、なんだか、もう。 いつもだったら、なんとも思わないで、すんなり隣とか座れてたのに・・・。 はぁ・・・今日なんてまともに喋ってもないや。
「――――、おい!」 「へ?」 うわ、ヤバ。なんか、喋ってた? 全然聞いてなかった。 とりあえず笑って誤魔化しとけ。 「なに笑ってんだよ。お前今まで俺の話全然聞いてなかっただろ」 「へへへ、ゴメン」 「全く・・・」 だって・・・さぁ。 ゴメンな、魅録。 もうちょっとさ、今のこの気持に慣れるまで、たぶん、あたい話聞けないわ。 だって、ずっとアイツの事考え・・・・あっ。 目、目があっちゃったよお。どおしよー。 な、なんか怒ってる・・・。 あたいなんかやっちゃったかな。
「ゆ〜り♪」 「ちょっと、付き合っていただけませんこと?」 「え?」 「イイから、ちょっと来なさい」 「それでは、皆さんまた明日」 ってなに! 「何処行くんだよ」 あたいはまだ帰りたくないのに〜。 「可憐?野梨子?」 あたいまだ部室にいたかったんだけど・・・。 なんなんだ、急に。
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