「暫く、一人にさせていただきますわ!」 「か、かーちゃぁん!!」
父ちゃんてば、またなんか余計な事言ったんだな。 懲りないね〜、全く。 かーちゃん怒らせて一番困るの自分なクセにさ。 って、そんな事、それも一番よく知ってるか。 とーちゃんて、かーちゃんにベタ惚れだもんなぁ・・・。 またこれで何日か寝込むんだろうなぁ。
ん? てことはまた、兄ちゃんの仕事が増えるわけか。 はぁ。兄ちゃんも可哀想に・・・。 でも、これが清四郎なら喜んでこなしそうだよな。 あいつってばやる事が多ければ多いほど楽しってとこあるし。
・・・・・・・黙っとこ。 言ったら、手伝うとか言い出しかねない。 仕事なんて手伝わしたら、絶対あたいの事なんて忘れるんだ。 兄ちゃんには悪いけど、絶対、大変だって事、黙っておかなきゃな、うん。
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