↑ クロワッサン撮影スケジュール表。クリックすると拡大します。
ときどき新刊の裏話などを書いていきたいと思います。
今日はクロワッサンの撮影のことを。
昨年末の打ち合わせの段階で、
新刊の撮影は４〜６月で、と言われたのですが
私は、折り込み生地だけは気温が低い時期、２〜３月でやりましょう、
とお願いをしました。
みなさまもご存知と思いますが、
クロワッサンなどの折り込み生地は、気温が高いとうまく作れません。
名古屋の５月は、夏日もありますし、室内ではオーブンはフル稼働、
ましてや、場合によっては照明も使う撮影現場です。
４〜６月では、きれいな折り込みができる気温を
終日キープできるという保証はないのです。
そこで、まだ寒い２月に、２日間の撮影日を確保していただき、
初日は折り込み系を全部、
２日目はベーグル系を全部撮ることにしました。
画像は初日のスケジュール表。
１日で、クロワッサン、ミニクロワッサン、パン・オ・ショコラ、
クロワッサン・オ・ザマンド、ホシノクロワッサンを
こんな時間配分で焼きました。
もうネ、途中から、今、何を折ってるのか、わかんなくなってくるの。
それを防ぐために、生地ごとに柄の違うクロスで包み、
メモを大げさに貼り付けました（笑）
そして翌日が、ベーグル７種。
この２日間の撮影は、今までになくハードでした。
どうしてそう感じたかというと、
翌日から数日間、ごはんが噛めなかった・・・。
つまり、知らず知らずのうちに
奥歯をかみ締めながら生地をこねたり、伸ばしたりしてたんですネ。
疲労して、モノがうまくかめない状態に。
こんなこと、はじめてでしたよー。
そりゃ、折り込みも、ベーグル生地のミキシング・成形も
ちょっと力はいるけれど、普段の量ならなんでもないの。
だけど今回は、量が多かったー。
それに撮影初日の緊張感もあったのかナ。
じつは撮影の初日って、作る側・撮る側が
お互いにタイミングをはかる、ペースをつかむ日でもあるんです。
この速さで撮るなら、つぎつぎ繰り出していいな、とか
こんなふうに丁寧に撮るなら、あまり急ぐと後がつかえるな、とか。
たぶん、カメラマンさんも、私の作るスピードに対して
いろいろ考えていらっしゃると思う。
そのあたりのかけひきは、とてもおもしろいし、
するする流れるように作業＆撮影がすすむと、
難解なパズルがはまるように、気持ちよいのです。(^-^)
***
オンライン書店 boople.comさんで、特集を組んでいただきました。
私のインタビューなどもございます。(*^^*)
おかげさまで、新刊好調に出ているようです。
みなさまの応援に感謝申し上げます。
http://www.boople.com/bst/html/index.html
|
|
|