↑ リーンの基本生地でやくセミハードロール。
みなさん、連日、たくさんの書き込みありがとう。 はじめましてのみなさん、「くーぷ」へようこそ。心をこめて握手です! そして、新刊からいろいろ作ってくださっているとのレポート、 楽しく、嬉しく、拝見しています。 おひとり、おひとりにお返事できなくてごめんなさいネ。 でも、いつも感謝でいっぱいです。(^-^)
画像は、おなじみ「くーぷ」のリーンの基本生地で焼いた セミハードロール。(丸パン、とも紹介しています) もう、これ、何年焼いているだろう。
すごくシンプルなパンだから、どなたにも焼けるのだけれど、 こういうシンプルなパンを、よりかっこよく焼こう!と 工夫するのもおもしろいものです。
例えば、このパンは、クープが左右に引っ張られるように めりめりと開くと、とても見栄えがいいですね。 その昔、どうすれば、そういうクープになるんだろうと思ったら、 しばらく、他のレシピになんていけないくらい、熱中しちゃいました。
ずっと、そういう、パン作りをしてきたように思います。 「あら、こうしたら、もっとかわいくなった!よーし、よし。」 「まあ、こんなことで、ご機嫌がなおるのね〜。ふむふむ。」
そんな感じです。
だから、みなさんも、どんなパンでも、たった1度作っただけで、 それが、そのパンのすべてだとは、思わないことです。
例えば、オーブンの時間・温度設定については、これまでも何度も 「レシピ記載の設定ではうまくできません。どうすればいいでしょうか」 と聞かれます。
それは、私が、そのお宅に行って、 実際にそのオーブンを使ってみない限り、明確な答えはだせません。 そのくらい、オーブンの性質は違います。 私自身も、現在こそガスオーブンですが、 過去には3台もの電子レンジ兼用オーブンを 使いつぶしてきましたから、痛切にわかります。
私は、オーブンをチェンジするたびに、 自分のそれまでのレシピを、微調整してきました。 微調整とは、温度や焼成時間の設定を変えるだけじゃありません。 乾きやすいオーブンだったら水分量を増やしたり、 色がつきにくかったら、パンの持ち味を変えない範囲で 乳製品の%を上げてみたりもしました。 型のサイズ、分割数の調整もしました。 そうやって、オーブンごとに、 一番いいと思えるパンが焼けるようにしてきました。
レシピは、本やネットで、簡単に得ることができますが、 そのオーブンにあった、「最高のもの」を焼くためには、 あなた自身の工夫や、積み重ねにかかってるように思います。 レシピに忠実なのも大事ですが、 自分の感覚や経験を信じることも、また大事なことです。
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