1966年東宝作品。
一応前作「フランケンシュタイン対バラゴン」の続編という形を取っている。 ただし登場人物は異なる(水野久美さんは出演されているが)。
またタイトルに「フランケンシュタインの怪獣」とうたわれているようにかなり怪獣に近くなっている。 この前作はフランケンシュタインはメイクのみであったが、今回はスーツが使われた。 特にガイラ!これがまたすさまじく悪い奴で人を喰う。
このガイラの凶暴さがこの作品を決定的に暗いものとしているのだ。 でもそれだけ恐怖感が表されている。 この前のバラゴンもそうであったが、そうです、怪獣というものは本来怖い物なのである。 前年があのゴジラのシェーとラドンも正義の味方。
でもやはり正義の味方は必要なのである。 それがサンダなのである。
それとこの作品、あのメーサー車が初登場したこともあるのだ。 いやこれにはしびれた! あの伊福部マーチもよかった。
また前はあまり観られなかったがこの作品は大都市で大暴れする。 そのあたりも迫力満点である。 中島春雄さんはガイラの方に入ったそうである。
そのクライマックスは激突するサンダとガイラにメーサーの光線などの攻撃が ガイラのみを狙っているところもよくできている。
ラストも考えさせる・・・。
この作品はA級の怪獣映画だと思っている。
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