1967年東宝作品。
あのキングコングが「キングコング対ゴジラ」以来再び東宝作品に登場する。
ただ体長は20M前後で、あのゴジラを苦しめた、帯電質の電気ビリビリなんて武器は現れない。 かなりオリジナルに近いキャラである。
でも女性には相変わらず弱いみたいであった。 今回はスーザンという白人の女性を、ゴロザウルスという恐竜から守るのだ。 また大海蛇とも戦う。
この辺りはだいぶオリジナルを意識しているようである。
でもまた連れて来られ人間に利用されてしまう。 そして対戦相手にメカニコングという強い奴が出てくる。
このメカニコングとの戦いが夜の東京で行われる。 スーザンを巻き込んで東京タワーで迫力ある戦いが続き、彼は勝利する。
この作品などはなかなかよくできていて、大人も十分に観れると思っている。 いい映画である。
なおこの時期、タイアップだったかどうかは知らないが、テレビのアニメでも 「キングコング」が放送されていたし、「週刊少年マガジン」にも漫画が連載されていた。 絵は一峰大二氏であった。 けっこうブームであったのだ。
でもやはりこの「東宝版キングコング」、やはり海外では全くと言っていいほど人気がないのである。 どうしてもぬいぐるみということが、徹底的に、そのファンの気持ちを逆撫で するということだろうか。 いささかではあるが、残念である。
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