２３Ｒ！
一緒のクラスになったのは他に男子Ｌ氏女子Ａ・Ｎ氏。みんな美術選択なのが不思議だ。そしてあと２年も私と一緒にすごさねばならないという苦痛を与えてしまうことをお詫びしたい。Ｙ山氏はとなりの２４Ｒで、もしかしたら声が聞こえてくるかもしれない。Ｌ氏と２人で突然笑ってしまいそうで怖い。
いよいよ動物たちともお別れ、みんな私のお土産を食べてくれず、かなり余る。一部をＹ山氏に与え、２３Ｒに乗り込む。おお、キャプテンＳ氏がいるではないか。そして２人ほど軟テ女子メンバーもいるのだが、後はよく分からない。そして席が教室先頭右端ときて、横も後ろも全く分からない。わが身の右に鎮座ある 板を心の友とするしかない。
担任は転入で来られた数学科Ｔ先生（軟テ顧問のＴ先生は”Ｔ教諭”）どんな先生なのだろうか？そしてすぐに数学テストとなる。自分でもいやになるくらいテンパって、最初のうちは０点を覚悟するほど手が動かなかったものの、徐々に平静を取り戻し、いくらなんでも昨年度のまとめテストよりかはいい点数ではないかと思えるような答案を作成。しかし今までの経験上、こういうときは崩壊していることが多い。
星陵会館へ移動し、学年集会。まず総合学習の資料が３枚配られる所を、私を含む一部の生徒は２枚しか配られなかった。まだクラス結成間もないというのに、早くも私は妬まれているのか？それともただ配り主がクラスの境界線を見誤っただけなのか？で、その総合の主題研究のテーマの（転載）
�押‘�本の鉄道の地理・歴史 ＊ＪＲ訪問
33 23区（千代田区）に生息する昆虫を調べる ＊フィールド調査
この２つに非常に興味をそそられる（33なんか、私がいなかったらここに掲載されていないのではないか？とも思える）私は将来鉄道関係の仕事をするつもりがなく、なら33しかないなと思っていると、よく考えるとこの先ＪＲを訪問する機会は二度とないかもしれないことに気づく。どうしようかな。猶予はまだあるので暇なときに悩んでみよう。その後生活指導について、茶髪などというファッションはたいてい第三者からは負のイメージしか生まれないとの旨をうかがう。私なんかすごく当てはまっている気がする。見ず知らずの人で髪を染めている、特に若年層を見ると１００％近く軽視しているものだから。これを今の若者の多くの立場から考えると、お前は時代遅れだ、ダサいとでも言われるのだろうか。まあ私は市街地で遊ぶ時の衣類なるものを所持しておらず、どこに行くにも昆虫採集ができるような機能的なものしか着ないという点から見ればそう思われるかもしれないが、ちょいと価値観が違っているので。
教室に戻って放課、昼食を摂って生物室に一旦下り、軟テの”講義”の連絡が入り、１５ＲでしばらくＴ先輩からの授業を受ける。軟テメンバーへのお土産はすぐになくなる。そしてこの時期恒例の、1年生の教室黒板に書く部活宣伝めぐりをする（ここから生研として活動、軟テは任せる）そういえば昨年１６Ｒに生研の広告はあったかどうか…とりあえず昆虫と部員2名ということを強調したが、いや来るかな？生物室に戻って、以前のガラパゴスの発表の際にあるお方に送ります、と申された本が届く。スキャンした昆虫を”等身大”に拡大した写真集だが、圧倒される。やっぱり昆虫は美しい。何で世の中には昆虫が嫌いな人がこんなにも多いのか。これを見せてやりたい。そしてＹ先生に、今年１０人以上部員がいないと、休部になって来年は廃部という重大な事実を突きつけられる。現段階で1年生を８人連れてこられる自信はない。Ｙ先生たちには授業中に生研を宣伝していただくのだが、最悪の場合２年生から名前だけ借りなくてはいけない状況が、遂に現実味を帯びてきた。いや、廃部にするのは簡単だが、も一度作るのがどれだけ大変なことか。個人的に活動を続けてもいいが、学校から予算が下りず、現状を維持するのも機器の更新等で費用がかかるというのに、新たな実験を制限される。これはまずい。知り合いに色々あたらなくては。
ＯＧの先輩がいらし、海水魚の水替えをされるのだが、こういうときにこっちから何か手伝いますか？と聞くべきなのだろうか？自分から進んでされているときはたいていこういわれても困ってしまうだろうと解釈して、生研のこれからの活動内容を思案する。その後、恒温装置が使えるのか明日チェックすることにして帰宅。
さてこれから２年間このクラスで過ごすことになるが、どんなクラスになるのか？明日の自己紹介はどんなことを言おうか？…英語の予習しなければ。
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