* 宝塚よもやま話 *

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* 2009年11月1日(日) 移転しました。
* 2009年10月27日(火) 虞美人とスカピン
* 2009年10月26日(月) コインブラ物語(2)
* 2009年10月26日(月) コインブラ物語(1)
* 2009年10月22日(木) ヅカ的小ネタ(17) LUNA?

コインブラ物語(2)
トモミンのコスタ、重大なことが起こる役ではないので出番はあんまりないんですが、若手スターらしくキラキラしててオーラが増したように見えました。それに、あの明るい雰囲気がいいんですよねー。
ベニーのアントニオ、男気があり、ワンポイントでバシッと決めるなかなか美味しい役。細いのに案外男らしい役が似合ってますね。少しワタルくんに似てるように見えました。
それにしても、盗賊一味はやっぱり気の毒だ…。そりゃ、盗むのはいけないことだけど、元は貴族だったのに滅ぼされたし、最後はとばっちり受けて殺されるし…。
みやるりちゃんのフェルナンド、盗賊だけど、純愛に生きる青年で可愛かった。恋人のミランダより年下って役なんだけど、それらしい感じも出てました。
真風くんのロドリゲス、悪役だ〜!と思ったんですが、これも国王様への忠義のためなんだよね。でも一石二鳥だと思ってやったことがあんな結果に…。
真風くんは頭の切れる男って雰囲気が出てました。やっぱりオサちゃんとミズさんに似てるなー。
ちぃくんのオリバレス、立ち居振る舞いに大人の余裕があって、いつの間にあんなに落ち着きのあるオジサンができるようになったんだ!と感心しました。国で一番の貿易商ということで、商売を見極める冷静さも出ていたと思います。
フランシス船長あまおっち、いや〜かっこよくなったなー。客席でコスタに船酔いしたってからかわれて、お客さんに「いや、でも、あなたには酔ってますよ」と言ったのがエロかった(笑)。
れんくんのカストロ国王マルティネス、芝居には定評のある人なので、王様のような貫禄のある役も安心して見る事ができます。途中、船乗り役で歌っていてびっくりしました。
瑞穂ちゃんのカストロ王妃テレサ。繊細さのある演技が印象的です。そして、歌声がやっぱりすばらしかったです。
ペドロの侍従・まいけるはコミカルな演技が可愛らしく、おもしろかったです。シリアスな物語の中で、彼は一服の清涼剤だなぁ。
イザベラ役ちゃきは今回の公演がサヨナラ公演だけど、千秋楽まで休演したままで、すごく残念だし気の毒だったんですが、代役の杏瑠ちゃん、歌めちゃめちゃ上手かった〜。また聴きたいです。
まいこちゃん、りまくん、なっちゃんの三人がすごく成長していて、大人の役も立派にこなせるようになってました。若手の成長ってやっぱり嬉しいな。
汐月しゅうくん、ちょっと前から良いなと思ってましたが、見せ方が上手いですね。自分に合った髪型や身のこなしができているような気がします。
夏樹れいくんはやっぱり綺麗ですね。マントをつけたコスチューム姿が似合ってました。

ほか、セットや音楽のことについて少し。
セットそのものは情感があって綺麗なのですが、歌→暗転→セット転換という流れがありきたりで、ちょっと工夫がほしいところです。
音楽はポルトガルらしくファドをベースにしたものが多く、美しいメロディーがたくさん聴けました。これをきっかけにちょっとファドを聴いてみたいなと思ったりしました。
2009年10月26日(月) No.553

コインブラ物語(1)
24日に「コインブラ物語」見てきました。
最初は二組の恋人達の交差しあう愛を描いていて、フツーに恋愛物でいくのかと思いきや、途中でサスペンスタッチなところあり、予想外なところあり(さすがにそれは大胆すぎる!とも思うけど)で、そこそこ楽しめたと思います。
まあ、めちゃめちゃ深い作品というわけではありませんが、ひとつの事柄に対して、誰かが悪いというわけではなく、みんながそれぞれ一生懸命だった結果こうなった…ということが伝わってくる作品でした。
「愛」も「国を守ること」も、どちらも崇高な面と愚かな面がある。どちらも大切なんだけど、行き過ぎると悲劇を起こす…そのことの空しさや哀しさも少し感じることができました。
私のようなフツーの現代日本人から見れば、「夫婦二人とも了承してるんだから、表向きはペドロとコンスタンサが夫婦のままで、裏でこっそりそれぞれの恋人と暮らしてたらいいやん」と思っちゃったりしますが(笑)、厳格なキリスト教会の元で一夫一婦制を保たなければいけない(陰で側室がいっぱいいた人もいるようですが)あの時代のヨーロッパならばそうもいかないんでしょうね。宗教だけが問題じゃなくて、生活の乱れが国民の反感を招いて、国を不幸にしてしまうこともあるし…。

それでは、出演者について。
いしちゃんのドン・ペドロ。最近のいしちゃんは白洲次郎とか上杉謙信といったちょっとオジサン…というか年が上な役が多かったので、若い役は却って新鮮でした(それにしても、いしちゃんっていつまでも若く見えますね〜。感心するわ)。
王子なのに国を守る自覚なさすぎ…とも思ったんですが、実際にペドロは感情の起伏の激しい人だったようなので、これでいいのかも。それに、これから先は、犠牲を払ったイネスの想いを無駄にしないためにも、しっかり国を守っていってくれるんじゃないかなと思います。
まりもちゃんのイネス。快活な美女が王子を愛したために深く悩む様子が切なく、大人っぽく華やかな美しさに合っていたと思います。きちんと国民のことやペドロのことを考えて、自分なりに愛に決着をつけるところはペドロよりも大人だなぁと思いました。
もう一つ、イネスに瓜二つだったために殺されてしまう盗賊団の女・ミランダという役もやってましたが、こちらはカッコいい女性といった感じ。姉御肌で、同じ盗賊団の年下の若者の世話を焼いているうちに恋に落ちる…というのがよく合ってます。それにしても、せっかく恋人と幸せになれそうだったのに気の毒だ…。
プレお披露目公演といってもいいこの作品で、情感やかっこよさを出せたのは良いアピールになったと思います。
とよちゃんビメンタ、大長老のおどろおどろしさも好きだったけど、やっぱりこういう正統派二枚目も素敵ですね〜。
姿勢が正しく、端正な雰囲気があって、いしちゃんと絡んでも下級生っぽさがあまり出ず、立派になったのう…としみじみしちゃいました。なんか、オーラが増した気がする。
ペドロの妃でビメンタを愛するコンスタンサに大抜擢されたわんこ。声はちょっとハスキーな感じがするけど、なんとも可憐な娘役!
情熱と勇気があって、死をも覚悟して生きている姿が、可愛らしいんだけどかっこよく、なかなかいい娘役さんだなと思いました。あとは歌を頑張ってほしいですね。
あいさんのドン・アルフォンゾ、どんなことをしてでも国と国民を守ろうとする王で、影の主役といっても良いくらいでした。最後には退位しますが、たぶん、責任を取るための退位なんでしょうね。ペドロには、このお父さんの思いも無駄にしてほしくないと思います。
ゆずみさんの王妃アトリミエ・カステラ、優しくてエレガントなお母さんって感じ。最後までペドロとイネスが恋人同士だということには気づいてなかったんでしょうか?
2009年10月26日(月) No.552

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