トモミンのコスタ、重大なことが起こる役ではないので出番はあんまりないんですが、若手スターらしくキラキラしててオーラが増したように見えました。それに、あの明るい雰囲気がいいんですよねー。 ベニーのアントニオ、男気があり、ワンポイントでバシッと決めるなかなか美味しい役。細いのに案外男らしい役が似合ってますね。少しワタルくんに似てるように見えました。 それにしても、盗賊一味はやっぱり気の毒だ…。そりゃ、盗むのはいけないことだけど、元は貴族だったのに滅ぼされたし、最後はとばっちり受けて殺されるし…。 みやるりちゃんのフェルナンド、盗賊だけど、純愛に生きる青年で可愛かった。恋人のミランダより年下って役なんだけど、それらしい感じも出てました。 真風くんのロドリゲス、悪役だ〜!と思ったんですが、これも国王様への忠義のためなんだよね。でも一石二鳥だと思ってやったことがあんな結果に…。 真風くんは頭の切れる男って雰囲気が出てました。やっぱりオサちゃんとミズさんに似てるなー。 ちぃくんのオリバレス、立ち居振る舞いに大人の余裕があって、いつの間にあんなに落ち着きのあるオジサンができるようになったんだ!と感心しました。国で一番の貿易商ということで、商売を見極める冷静さも出ていたと思います。 フランシス船長あまおっち、いや〜かっこよくなったなー。客席でコスタに船酔いしたってからかわれて、お客さんに「いや、でも、あなたには酔ってますよ」と言ったのがエロかった(笑)。 れんくんのカストロ国王マルティネス、芝居には定評のある人なので、王様のような貫禄のある役も安心して見る事ができます。途中、船乗り役で歌っていてびっくりしました。 瑞穂ちゃんのカストロ王妃テレサ。繊細さのある演技が印象的です。そして、歌声がやっぱりすばらしかったです。 ペドロの侍従・まいけるはコミカルな演技が可愛らしく、おもしろかったです。シリアスな物語の中で、彼は一服の清涼剤だなぁ。 イザベラ役ちゃきは今回の公演がサヨナラ公演だけど、千秋楽まで休演したままで、すごく残念だし気の毒だったんですが、代役の杏瑠ちゃん、歌めちゃめちゃ上手かった〜。また聴きたいです。 まいこちゃん、りまくん、なっちゃんの三人がすごく成長していて、大人の役も立派にこなせるようになってました。若手の成長ってやっぱり嬉しいな。 汐月しゅうくん、ちょっと前から良いなと思ってましたが、見せ方が上手いですね。自分に合った髪型や身のこなしができているような気がします。 夏樹れいくんはやっぱり綺麗ですね。マントをつけたコスチューム姿が似合ってました。
ほか、セットや音楽のことについて少し。 セットそのものは情感があって綺麗なのですが、歌→暗転→セット転換という流れがありきたりで、ちょっと工夫がほしいところです。 音楽はポルトガルらしくファドをベースにしたものが多く、美しいメロディーがたくさん聴けました。これをきっかけにちょっとファドを聴いてみたいなと思ったりしました。
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