「―――悠理、怒ってなかったかい?」 「そうですね、どうも僕が豊作さんのお手伝いをすることが気に入らないみたいで、むくれてましたが。でも、大丈夫ですよ」 「そうか・・・。実は先日から口をきいてもらえなくてね。何がそんなに気に入らないのかなぁ」 「本当に・・・」
あいつはまだ怒ってるのか。 豊作さんには責任はないだろう。 仕方のない事だったんだし。 それにしても、昨日はもう機嫌も直っていたし、怒りは解けたと思っていたんだが。 あんな可愛い事、言ってましたしね。 ホントに、あいつらがいなけりゃまた抱きしめてしまってましたよ。 今日も会いたかったんですけどねぇ。 ・・・・電話だけでもすれば良かったな。
毎日会っていてもこれだなんて、重症だな。 ひと月前まではこんな自分想像も出来なかったが。 ま、こういうのをでも幸せって言うんですかね。
・・・・・くっ、照れるな。
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