++ 雑貨屋さんの日記 ++

石岡にて

昨日、用事があって石岡に行きました。
常磐線の線路と6号国道が交差する箇所は高架道路の下を電車が通るようになっています。
そこに何人ものカメラを持った人がいるのです。

そうです、昨日は鹿島線の最終運行日だったのですね。
ちょうど電車がやってくる所に出会いましたが、
2両編成の車体の脇に「さよなら」の横断幕をつけて本当にカタンコタンといった趣で走ってきました。
最後のお姿を撮影しようという鉄道ファンが集まっていたのですね。

この日玉里駅あたりでは、混雑して乗れない程だったそうです。
石岡駅では電車の方向板などの即売があってそちらも大盛況だったそうです。
そんなに惜しんでいる人が多いのなら
もうちょっと、5月の連休あたりまで延長できなかったのかな？とか思ってしまいました。

以前、筑波線が廃線になる時は一度だけ乗って、つくばまで行ってみました。
ちょうど、梅の季節だったので友人とダンナと3人でお弁当を持って、
筑波線に乗り　筑波山の梅園まで行きました。

今回も桜咲く季節の廃線で、桜咲く中を最後の電車が走る姿は何とも
言いがたい、ぼんやりとした哀愁を感じます。

ローカル電車には乗る機会も少ないのですが、
のんびりした走りや車窓からのこれまたのんびりした風景、
ちいさなかわいい駅舎、どれもいいものだと思うのです。
できれば無くなって欲しくないものですが、
コストや採算、時代の流れでどんどん無くなってしまうのですね・・・。

自分もいつも車でさ～っととか新幹線で、飛行機でと
移動に関する”ゆったり感”は皆無なのばっかりです。
のんびりローカル電車で移動できるという事は、
もしかしたら贅沢なことなのかも？

久しぶりにそんなゆっくり電車でお出かけをしてみたくなりました・・・。

2007年4月1日(日) No.241