-雲と空とグラスの水滴- ++Blue Cross Diary++


think diary. Blue cross @2007 諦めと希望の中間?
2007年8月
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本当の白を
人間は黒はいとも簡単に作り出す事が出来るのに白は作れない。
今人間の知覚できる白はあまりにも濁っているから。
本来光の反射が視神経に届き、脳に電気信号が到達する事で色を識別・判断している。
そうなると普段自分の目で見ている白は「白」ではなく「白っぽい物」になる、何故なら白は他の原色より干渉を受けやすい「特殊な色」だからだ。
そのために人間の目の基準は色々な色が混ざり曖昧だ、つまり完全なる白を知覚するとなると「何もない白の空間」が必要になる。
白は昔から神聖な色とされてきたみたいだがその絶対なる白を人間が見ることは現在では不可能だろうと思う。
もし無=白と考えて知覚しようとするならば干渉するフィルターと他の原色を知覚出来ないように視神経をいじる、もしくは脳に電気信号を直接送り込むことになるだろう。
もし出来たとしてもそれを他人に理解してもらうことは不可能だけど。
何故なら他人の見た色と自分の見た色は違うからだ。
見る角度、自分の存在、立体感の無い白の世界。
イメージを映像として出すことの出来る装置が出来ればそれを「見ている」事を確認することは可能かもしれないがやはりそこには複雑な問題が山ほど発生する。
どうせ写しても真っ白な画面を延々と表示するだけなのだろう、それにしても画面というものを介しているわけであるからそれもフィルターによって濁った白になる。
もしその意識を体験したいなら視覚を共有をしなければいけないだろう。
その難しい問題を解決する事の出来る方法を探している人はいないだろうか。
そうなると大脳生理学に繋がる。電気による信号操作とか薬物による脳内物質をいじくるなどになるだろう。
近いものにサイケデリック等のイメージなどがあるが色の混ざり合う不思議なイメージがまさに人間の脳の神秘を表しているのではないだろうか。
そのイメージを見て異常者だと思うかそれともイメージの開拓であると思うかは自由なのだろうが。

大体普段意識していない白を見て「本当の白」がみたいと思う人はいるかどうかすら解らない。

結局、こういうくだらない話をしていればおかしな人だと思われるのがオチだろう、だがこんな話を色々な方向から考察するのは実に面白い。
2007年8月6日(月曜) No.218

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乾いた空気に屈折する光の熱さに


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