↑ 上・オーブンに入れました(^^) 下・膨らんできました〜。
結局、4分割した生地の2つはミニバゲット型に。 クープは2本。 いつものように極少量のショートニングを絞ってます。 ショートニングじゃなくてもいいんですが、 油脂をのせておくことで、クープの伸展性が 長く保て、開きやすくなります。
クープは、内部からの圧力にまかせて ぐわ〜っと開ききるまで、伸展性を維持する必要があります。 ところが、家庭用のオーブンの多くは、 生地に、乾ききった熱、風(ファン)が容赦なくあたる。 で、クープが開ききる前に、凝固してしまうことが多い。 そうなると、行き場をふさがれた、生地の圧力は 裏側のとじ目に向かって、その結果、いびつに裂けてしまったり、 ふくらむのを、あきらめて、小さくまとまってしまったりするんですね。 裂けても膨らめば、まだいいんだけど、小さくまとまったほうは、 クラムの目も詰まっちゃって、みなさんがよくいう 「あ〜〜あ」的な仕上がりになる。 ある程度の時間をかけても、少量しか焼けないのが 家庭でのパン作りですから、できるだけ、失敗は回避したい。 なので、私は、油脂の力を借りることをおすすめします。(^^)
プロは、窯内に蒸気を入れることで、クラストの早期の凝固を 防いでいるわけなんだけど、家庭ではなかなかそれができない(と思う)。 (ココ、数年出まわっている蒸気が出るタイプのオーブンは 使ったことないので、その機能は知りません)
ちなみに、蒸気を入れると伸展性もいいのだけれど クラストの食感が、とても香ばしく軽く焼けるので 私も、オーブンの底に石を敷いて、かんかんに焼いて水をかけて 蒸気をたてる、という手法をとっていたんですが・・・・。
ですが。というのは、最近はやめました。 理由は、オーブンこわしちゃったからなんです(笑)。 おそらくは蒸気が原因で。 蒸気をたてると、温度が狂うのは、以前から感じていて。 あるとき、とうとう、完全にいっちゃいましてね。 コンピューターが狂っちゃうんだって。 12万円くらいで買ったオーブン、5万円出して修理! なんだかな〜って。(笑) この5万円で、バゲット何本買えたんだよ〜って。
あ〜、話、長くなってきたな…。 洗濯しなくちゃ〜。ノリさんに怒られる(笑)。
まあ、いろいろあって、 今では、リーンの基本生地をベースに蒸気を入れずに フランスパンもどきを焼いてるってことです。(^^)
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