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11月7日 11:05
『ちょっ…日記に書かれていらした短編、超〜』
な方。

読んで下さって、そして気づいて下さってありがとうございますっ!!!
HPに上げないと誰も気づいてくれないだろうなと思っていたんですが、日記の短編に気づいてもらえて嬉しかったです。
しかも、感想までいただけるなんて、本当に感謝感謝ですっ。

冷たい感じのキンブリー私も大好きです。
でも、書こうとすると冷た過ぎてビックリなことになってしまうので、今地道に練習中です。
また、練習の成果を日記で披露しているかもなので思い出した時に覗いていただけたら幸いです。
本当にありがとうございました。


そして、ちょっとした短編をまた書いておきます。

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【キンブリー×不可解主人公/恋人になる前】

「本当にゾッとするぐらい綺麗な顔をしていますね」
そう言って犯罪者は私の頬を指で押してきた。まったくもって失礼な物言いである。
「肉付きが悪いんですね。女の頬とは思えない」
「悪かったな。お前が相手する一般的に良い女と似ても似つかなくて」
「冷たいし、色も白い」
無遠慮な男の手が無遠慮に私の頬を包む。
「本当に、血が通わぬ仕掛け人形なのでは?」
男の声が一瞬で狂気を孕んだ。それに危機感を覚えて男の手から逃れようとしたが一瞬の内に奴は私の頬に爪を立てる。
「っ!?」
「お似合いですよ」
闇夜を背景にした窓ガラスに引っ掻き傷を頬に刻んだ私の顔が青白く映っている。
「血が流れているんですね、貴女も」



頬を拭ったワイシャツの袖を赤が染めている。



呪うべきはこの男を生かした軍部か、それともこの男に極刑を下せなかった私自身か。




男の顔がゆっくりと近づき、彼は満足げな表情で私の頬の傷を舐める。
「本当に、貴女はお綺麗だ」



妖艶に微笑んだ彼は耳元で耳障りな声で囁く。

これは所有印ですよ。

何れこの男に極刑を下す瞬間を思いながら、私は息を呑む。






2010年11月8日(月) No.48

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