昨日は九時頃布団に入ったが、十時頃に通過する旧１０００形の音を聞いたので寝付いたのはそれ以降であろう。で目覚ましを三時五十八分に伸ばしてセットするも効能なく、今日は五時半の起床である。いつもより三十分早いということは、朝練に参加するということである。ＯＣの予習課題をやっておこうと思ったのに起きられないのは、気温のせいにしておこう。だいたいもう四月も半ばなのに、何だこの冬の寒さは！
自宅を出てすぐ、弁当を忘れたことに気づき慌てふためいて戻るも、目的の電車には間に合う。今日は武道があり剣道の道具も持っていかなければならないので、いつもより空いている車内でかばん、弁当、ラケット、剣道袋を豪快に網棚に乗せることが出来た。ただ、あとでおろすのが大変かと思うと、乗っている普通は平和島で特急と急行の待ち合わせをするために長い間停車し、急行に乗っていったので何の苦も無かった。こっちも若干混雑はしているが、あの地獄のラッシュに比べるとかわいいものだ。おお、これから何もないときでもこの時間帯に行きたくなってきたぞ。その時間を学校で自習に活用できるじゃないか！
高校に着いたのがちょこっと早かったので剣道袋と弁当を教室に持っていき、部室を探してみる。どれだか分からず一人で悶絶しているところに、先輩が登場してとても助かった。そこで着替えていざコートに出向く。しかし、来ているのは私含めて四人、あとは先輩でいづらいことこの上なしなのに、最初の乱打では本当にキミ、都大会出たの？とあざけられてしまう様なひどい有様だった。ただ言い訳をさせてもらうと、ボールにあまりにも空気が入っていなかった。
朝練が終わり、最初の授業は保健。このとき、中学から継続している無遅刻無早退無欠席が危惧されるきわめて重篤な現象が私を襲う！それは何か。恐らく貧血だろう。呼吸が荒くなり、からだ中から冷や汗が吹き出てくる。くらっとはしないが、今にも戻してしまいそうな嘔吐感を覚える。しかし、何が原因かというと、部活でもない。早起きしたせいでもない。ただ、教科書の神経系や消化器系、血管などの網羅された見開きを見つつ、先生の説明を聞いていただけなのである。途中本当にどうしようもなくなり、その見開きをそっとめくり、どうでもよいページをしばし眺めているうちにあっという間に快方に向かった。これでもカエルの解剖をした男である。ただ、ヒトと両生類ではわけが違う。これで判明した。私の授業内の敵、それは睡魔でもない。友達の誘惑でもない。保健の教科書の見開きなのだ！しばらく、毎週水曜の一時限目は壮絶な格闘となりそうだ。
そして体育である。だがもう私は健常になっている。しかし今日の剣道は二時限ぶっ通しの稽古着および袴の着付けで過ぎた。この袴が全く難しい。結ぶのも折るのも一苦労。しかも着付けのテストもある。こりゃあもう大変。バスケ、サッカーがどうしようもない私にとって、剣道はあまり運動能力が必要なくてもできるようなイメージがあったのだが、それ以前に着付けが出来ないとどうしようもないのか…
袴をしわくちゃにしか折りたためず、二週間後が心配になるも、数学。本当に矢のようなスピードで授業が展開されていき、簡単なところは省略し、難しい問題をやらせる。何だか理解しているのか否かわからない。復習は必須である。もう今週中に第一章が終わるようなので、この土日は予習にも振り回されるのだろう。もう大丈夫、オサムシは確保してある。
昼食後また７ならべをやる。そこでマージャンが出来る旨を伝えると、ある級友が何と学校にマットと牌を持ってくるとのこと。おいおい、明日は勉強道具たくさんあるぞ、というより学校に持ってくるものだろうか？
帰り、西馬込行きだったが芝山３６００形に乗車。京急線で見ないなぁと思って先頭車に乗ると、どうやら先頭は電源車じゃないようだ。で泉岳寺で京成３７００に乗るも、どうでもいいので快特を品川で待ってみると、新１０００。空転を楽しめた。
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