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堕天王の逝く道
2007年11月
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くそ、風邪引いた
最悪だぁ・・・。
明日、休みだったけど出勤になったぁ。
休みたい・・・キツイ・・・眠い・・・。

なので、今日は小説を置いて寝ます。
ゴメンナサイ。

由紀子・夏樹編 1〜12話
http://www5f.biglobe.ne.jp/~pfive/tyouhen/yukine1.html
13話
http://diary5.net4u.org/scr3_diarys.cgi?action=article&year=2007&month=8&day=20&cat=2714datenou
14話
http://diary5.net4u.org/scr3_diarys.cgi?action=article&year=2007&month=9&day=28&cat=2714datenou
登場人物
http://www5f.biglobe.ne.jp/~pfive/tyouhen/cyara.html


 由紀子・夏樹編 第十五話『赤鬼発現が招く災厄の足音』 その2

 九月。新学期が始まった。橘(たちばな)椿(つばき)は櫻(さくら)高校の制服を身に纏い、部屋から出た。新しい一日の始まり。強い日差しに目を細めつつ、居間へと向かう。
 八月十二日に起こった『赤鬼の発現』――小泉由紀子の中に封印された力の暴走から、全てが変わった。
「椿、明日から全ての任務を中断し、小泉由紀子の護衛にのみ専念せよ」
 祖父であり当主である勝彦から、そう告げられたのが『赤鬼の発現』から三日後の事だった。櫻高校へ通うのも任務のうちである。
 ずっと隠し通していたものが、表に出てしまった。大きな戦いの予感を感じつつ、居間へと向かう。
「おはよう、櫻」
 朝食の準備をしていた妹の櫻に声をかける。櫻は、作業を一旦中断して、『おはようございます』と頭を下げた。しかしそこには、昔あったような義務感のようなものはなかった。自然かというとまだぎこちなくはあるが、それでも今までから見ると普通の挨拶である。
「今日から学校ですね」
「えぇ、もう不安で仕方がないの」
 櫻と話しながら席へと付く。中学校を卒業してから、除霊屋家業に専念するために高校には行かなかった。そのため、一年と半年振りの学校である。しかも、二年生ではなく一年生。知り合いなどまったくいない。上手くやっていける自信は、実の所まったくなかった。
「でも、頑張らないと。晃(あきら)君だって、頑張っているんだから」
 晃の名前に、櫻が反応する。どことなく不安そうな横顔。『心配?』と尋ねると櫻は、複雑そうな表情で『分かりません』と答えた。
2007年11月11日(日) No.386

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