↑ 「100枚のおいしいお皿」著者・板井典夫さん
13年前に買って、夢中になって読んだ1冊。 当時、お皿やテーブルに焦点をあてた本って少なくて こういう本、いいなあ、おもしろいなあって、わくわくした。
「パーフェクトな食器棚」というページが好きだった。 エレクターの棚に、食器を飾るように… そう、飾るようになんだけど、きわめて効率的に、収納されていた。 美しくて、取り出しやすい。 この収納のイメージは、教室をするときに、とても参考になった。
それから、セロリ皿!白くて、深さのあるスリムな楕円の皿だ。 板井さんは、この長さをいかしてカトラリーを入れたり、 カレー、ライス、サラダを、素敵に盛り付けていた。
その様子が写真の雰囲気とあいまって、とてもおしゃれだった。 翌年の夏、東京に行く機会があったので、 巻末に紹介されてた食器屋さんを訪ねて、6枚購入した。 重たかったし、壊れたらどうしようと思いながら 名古屋の家に無事帰り着いたときは、本当にうれしかった。
(余談だが、その後、TANTOのはじめての撮影が、 この本のカメラマンのNさんだった! 初めてのスタジオでの撮影で勝手もわからない上に、 大好きな本を撮影した方とあっては、猛烈に緊張してしまった。)
この本は、今も、取り出して眺める。10数年を経ても素敵な本だ。 セロリ皿は、今も、大活躍している。 ちょっと欠けちゃったのもあるけれど、名古屋まで、 一生懸命運んできた夏の日を思い出すと、愛着もひとしおなのだ。
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