プチショコラは、ピンクと白のアイシングでおめかし。 あっさり粉砂糖を振ってもよかったんだけど、 しっかり甘めにしたい気分だったのだ(^^)
こういうパンの場合、私が考えるのは どこまでお菓子よりにするか、ってこと。
例えばこのプチショコラだって、配合や、作り方次第で、 思い切り『お菓子っぽく』することもできるだろうけれど、 それなら、 「最初からチョコレートケーキを焼いたほうがよくない?」 ってことにもなる。
あえてイースト(酵母)で膨らませた「意味」を、 あるいは「よさ」を残したい、 食べた人に、感じてもらえるようにしたい、そういう風に考える。
このショコラの生地、以前のショコラ生地と大きく違う点は 卵を配合していること、バターが多いこと、最強力粉を使用すること。 こうすることで、ふんわりとボリュームが出て、 軽い口当たり、口どけになる。
では、この配合は以前と比べて改善されているのか?というと、 それはどうだろう。 卵が摂取できない方、油脂を控えたい方もいる。 そういう方にとって、この配合は、よいものではない。
それに、この生地は柔らかい。 柔らか生地のミキシングが苦手な人にとっても 「なんじゃ、こりゃ、扱いにくい」となるだろう。
そのくらい、配合の捉え方って、立場によって、見方によっていろいろ。 レシピを書くときは、そんなことを、いつも考えてる。 自分がおいしいと思えるもの、を中心におきつつも 周辺事情に思いをめぐらす。 ゆずれなくてつらぬきとおすと評価的に失敗する。 できるだけバランスをとりたいと思う。
などと、思いつくまま書いてしまった。 いやー、今日も暑い・・・。
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