↑ 冷蔵庫の小引き出しの一つを折り込み生地の専用ベッドにしています。 だまし、だまし。 日本語っておもしろいな、と思ってしまう言葉のひとつです。 「TVの調子が悪いけど、だましだまし使っているのよ〜」 …このように世の中のTV、パソコン、デジカメなどは、 いつも人間にだまされているのです。(笑) もちろん「子供をだましだまし歯医者に連れて行った」 というような使い方もあるでしょうが、たいていの場合は前者のように だまされてるはずの相手は、通常、だまされるはずもないもの、 もはや生命体ではないときのほうが多いような気がするのです。
さて本題です。 『コーンブレッド(たかみか2)の生地がまとまりません。 もしかして水分量が間違っているのではないでしょうか』 という内容、ま、これに準ずるメールがちょくちょくきます。 は〜い。まず、レシピは間違ってません。 が、生地が柔らかい、これは事実です。 あの柔らかさだから、しっとりほわんほわんの焼き上がりになるのです。
では、この柔らかい生地にどう立ち向かうか。 そう、まさに「だましだまし」なのです。(^^) お試しになった方はわかると思いますが、 この生地は、リッチやリーンの基本生地のように、 ミキシング後に、ぷりっとまとまる生地ではないのです。 べたつきがちな生地を「だましだまし」まとめていくわけです。
そ〜ね〜、生地に対して声をかけるとすれば、 「まあまあ、落ち着いていこうネ、ほれほれ。」という感じで だましだまし、全体にコーンをゆきわたらせ、 カードでかき寄せ、ひとまとめにしていく。
ここらへんの様子を「コーンがぽろぽろこぼれ、まとまりにくいが、 だいたい全体にいきわたればよい。 カードでかき寄せるようにひとまとめにしてボウルに戻し…」 と、レシピには書きました。
このように書いてもですね。 「生地がいつものようにまとまらないんです」と 相談してくる方は多いのです。 どうしても、ぷりっと生地がまとまり、 すとっとボウルに納める「いつものイメージ」から、抜けられてない。 しかも生地を手でなんとかしようとする。カードで、と書いてもです。 柔らかい生地がはじめての方ならなおのこと、 この柔らかさは「想定外」で、扱いに困っておろおろしちゃうんですね。
この生地、ボウルに戻し、1次発酵に入りますが、その間に、 状態は落ち着いてゆき、べたつきはかなり解消されていきます。 この生地の変化を、どうぞ楽しんでみて下さいね。 もちろん生地が落ち着くといっても、もともと 柔らかい生地には変わりありませんから、 分割、成形もちょっとした注意は必要です。 それは、明日か、明後日にでも、お話しましょうね。
それから補足。コーンの水切りが甘い場合、 ミキシング時にコーンつぶし水分流出させたりしてる場合は、 作りにくくなることは明白です。 その点は充分にお気をつけてくださいね。
バターコーンブレッドは、なにやらブログ方面でも 「要注意レシピ(笑)」とのうわさが広がっているとか〜(笑)。 確かに、これまでもメールや、HPの感想欄に、 「上手くできない」「難しい」とのご感想をいただいております。 そこで、今日は、バターコーンブレッドくんの応援団を 大募集したいと思っています。(^0^)
「バターコーンブレッド、うまく出来ました!」というみなさま、 ぜひぜひ、ご経験をふまえたアドバイスをまじえつつ 感想などをお寄せくださいね。 不肖バターコーンブレッドも、泣いて喜ぶと?思います(笑)。 では、では、どうぞよろしく〜〜〜!
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