本日は一日中暇をもてあましている予定でしたが、14時46分に、人生でも非常に稀有な体験をすることができました。
私は震度5強クラスの地震をいままで2度体験したことがあります。最初は中二の夏、友人達と夜の土手で花火で遊んでいた時、2度目は一昨年の夏、生研の合宿に行っているときでした。 いずれも屋外で、自分は独りではありませんでした。どちらかというと、ビッグイベントが起こったような気がしてうきうきしたものでした。
誰もいない自宅にて『大学でいかに学ぶか』を読んでいるとき、今までたくさん体験したような初期微動を体感し、しばらく様子を見ているのですがどうもおかしい。窓がガタガタしだし、電灯の暴れ具合はかつてない大げさぶり。最初のうちは「いよいよ関東大震災が来たか」とちょっぴりウキウキしていたのですが、いや、この揺れは予想以上に怖い。ダメ犬は大丈夫か。食器棚は倒れてこないか。家の中のことだけを考えるだけでも精一杯で、揺れがひとまず収まった時に、私の脚の震えが止まることはありませんでした。
多分屋外・或いは他人と一緒にこの地震を体験していたら、そのときの気分はもう少し楽観的だったのではないかと思います。一人で・屋内で家具や標本が揺れる様子を直に体験した恐怖は生命の危機と直結しているのではないかなと感じました。
こういうときくらいしか自分からテレビをつけないのですが、最初見ていた某民放は大変混乱していて視聴者の不安を掻きたてているように見えます。そしてキャスターがヘルメットをかぶる意味が分かりません。 インターネットがつながらないなか、携帯サイトではたいした障害がなく、ずっとmixiで知り合いの様子を見ていたのですが、からだは無事なようで何よりです。同時に、全く不都合なくふとんの中で寝ようとしている自分に感じる罪悪感が留まるところを知らず積もり続けていくのでした。
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kojeeeさんと一緒に翌日K川へマイマイ探しに行く予定でしたが、当然中止となりました。
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