Procession Online
文責・編集 日比谷幼稚園 はと組 610

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掲載期間:2007/2/1〜2011/4/1 以降はこちら
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エノキはキノコにあらず

 昨日は帰宅時点で何の予定もなく、疲れていたので今日の午前中は惰眠をむさぼって終わることになりそうでした。ところがkojeeeさんから「里山」へのお誘いが来たのでもちろん同行させてもらうことになりました。今日のお目当ては”Spring ephemeral”、春限定の昆虫たちです。
 例によって訪問場所は書きませんが、最初についたところで「ミヤマセセリ」と「ビロードツリアブ」を撮影しました。アブのほうは複数の場所で見たことがあったのですが、ミヤマセセリの方は今まで図鑑の中だけの存在でした。到着当初はまだ気温が低かったせいかアブが1,2匹いた程度で、kojeeeさんも「早かったかなあ」と仰っていたのですが、しばらくしてからどこからともなくやってきて水辺に降り立ったのでした。翅はまだ乾ききっていないようで、ついさっき成虫になったような具合でしたがその分模様は完璧!

 それから、去年7月に行った場所で国蝶「オオムラサキ」の幼虫探し。
 幼虫はエノキを食すのですが、その葉っぱにくっついたまま地上に落下して越冬します。ですから理論的にはエノキの周りの落ち葉をめくるだけで簡単に幼虫が見つけられることになります。ですが実際はオオムラサキの選り好みは激しく、あまり太い樹の下ではダメらしいのです。マイマイカブリやオサムシよろしく、越冬場所に対する昆虫のこだわりは相当のものらしいのですが、それをひも解いて野山を散策することが冬の虫探しの醍醐味だと思います。
 この辺りはたくさんいるとのことなので、何匹か持ち帰って自宅(つくば?)で育ててみることにします。

 最後にウスバカマキリの卵のうがある草地へ行ってみました。それがあると知っている人が見たら不自然に見える光景だったりするのですが、ウスバカマキリを知らない人が見たら何にも感じないでしょう。そういう特殊な場所を選んで産卵するみたいです。

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 まだ冬の気配が漂う陽だまりにチョウが飛び交う光景は非常に新鮮であり心が洗われる思いです。私は過去数回(1回かも)しかこの様子に立ち会ったことがないのですが、ほかの時期にほかの昆虫を見るのとは明らかに違う感傷的な気持ちになりました。この気持ちはなんだろう・・・
 3〜5月にかけて里山を巡ることは私の憧れでもあります。この時期のムシたちの可憐さを楽しめる余裕(と知識)が無かったこれまでの10数年間の遅れを取り戻すべく、つくばの里山を調べつくせればいいのですが…
2011年3月19日(土) No.2772

作業服610号  2011/03/19/17:36:17   No.2773
上:ホバリングしながら水を吸うビロードツリアブ なかなか近寄りがたく、採り辛いです。大きい個体なら「羽音」で見失わず追跡可能なことを実証できました。

下:たぶん水を吸っているミヤマセセリ♂
最初見つけた時は興奮し切ってしまって、見事にぬかるみに突っ込んで靴が残念な状態になったのですが、汚れ甲斐はありました。
パッと見て、タカネヒカゲとサトキマダラヒカゲを足して2で割ったらこうなるんだろうなと思いました。

念のため:ミヤマセセリは「チョウ」です(´_ゝ`)b

作業服610号  2011/03/19/17:40:44   No.2774
【緊急告知:33R】
予定のない人は明日の昼「六郷へ来たれ!」
来る人は一応連絡ください。

こばや  2011/03/19/21:08:02   No.2775
おお〜もう出てますか〜
自分も今日フィールドに行こうとしたんですが、いかんせん風強すぎ乙
明日から雨ですから行きたかったのですが・・・ こんな状況なので遠出もできませんし。

つくばの生物系サークルのサイトを見てましたが、「里山」としては申し分のない山を継続調査してましたよね、すごく憧れます(〃▽〃)

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