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堕天王の逝く道
2007年9月
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構図はあったのですが、なかなか描き出す機会がなく、昨日ようやく形に出来ました。色々ごまかしてるけど(笑。

今、気付いた・・・。
私、10月8日、勤務希望・・・出し忘れたぁーーーーー!!!!
や、やべぇー、超やべぇー・・・。どないしよう。うわぁ・・・。
出られない可能性が出てきました。クソ、ヤバイヤバイ。

一回、失敗したものの、二度目の挑戦で何とか形になったが、縦巻きロール誤魔化し気味の少女革命ウテナの有栖川樹璃先輩です。大好き。もう滅茶苦茶好き。素敵過ぎる。故に、しおりは死ねばいい。

 『琥珀色の思い』 その7

「あの子は、ササイルムラー自治区から来たんじゃ」
 サファリスは、驚きを隠せなかった。
「詳しい事情はワシにも分からんが、八年前、彼女は一人の軍人に抱えられてこの村へやってきたのじゃ。軍人は、彼女を送り届けるとそのまま亡くなってしまった。あの子は、純粋にこの村の子ではない。そして、この村に完全に馴染めてはおらん。ソルベがいてくれたら、あの子ももう少し変われていたのだろうが、無責任にも土砂に流されおって。あの子は、あれ以来頑(かたく)なに心を閉ざしておる」
「チェイチェイが?」
 純粋無垢で、いつも笑っている彼女が心を閉ざしているといわれても、ピンとこない。そのことに、村長が触れる。
「疑問を感じるという事は、やはりサファリス殿には、外から来た人間には心を開いているのじゃな」
 表裏のない子のように思えたが、そうではないらしい。やはり人間、一つや二つ癖は持っているものである。
「だから、サファリス殿よ、あの子をもらってくれないか?」
「・・・もらう? ・・・はぁ!? 私がですか!」
「そうすれば、あの子もこの村で穏やかに暮らせるというものじゃ」
 さらりと言ってのける村長。何の話かと思えば、これは勧誘である。村の人間は、自然と向き合っているため、なかなか数が増えないのだろう。男手が増えるとあらば、大万歳。そんな話なのだ。
「いえ、私も向こうでやる事が」
 と、言ってみたがとくにこれといった事は思いつかなかった。ギリアの遺品を届けるぐらいである。
「どうせ向こうに戻っても戦争をするだけじゃろう。この村はいいぞ。メシも美味いし、チェイチェイはいい子だしな。ちと色気がたりんが、そこは後のお楽しみという奴じゃ」
 まさしくエロジジイ。笑い声さえ、癪に障る。こういう村だ、こんな男が村長でも問題ないのだろう。むしろ、これぐらいオープンでないと務まらないのかもしれない。
「そうじゃ、もうすぐしたら祭りがある。とりあえずは、それを見てから考えると良かろう」
「祭り・・・ですか?」
「この村には、魔法大国以前の遺跡があってな、その遺跡を奉(たてまつ)り守っていくのも、また使命なのじゃ」
「そんな古いものが、こんな所にあるとは」
 魔法大国とは、およそ二千年前に栄えていた国で、その技術力は確実に現在の技術力を上回っていたという。それより以前というと、途方もない。
2007年9月11日(火) No.322

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